曜ちゃんの手
요우 쨩의 손
제목 : 요우 쨩의 손(曜ちゃんの手)
작가명 / 서클명 : ちは(@chiha_another_) / WILL
발행일 : 2017년 12월 30일
※ 역자 : Johnnyrf
曜ちゃんの手
요우쨩의 손
ちは
「ひゃ~っ!寒いぃ~!」
「ねっ、 寒いねぇ!」
「햐아~! 춥다아~!」
「그렇네, 춥네에!」
冬の練習帰り。 曜と千歌はいつものように二人一緒に帰っていた。 Aqoursの練習場所は例によって学校の屋上のままだ。 一時期、 沼津駅にほど近いプラサヴェルデを借りていた時期もあったが、 学校からは移動に時間がかかったり、 お金もかかると言うことで、 地区予選等が近くない限りは屋上で練習をするのが常だった。
겨울의 연습에서 돌아가는 길. 요우와 치카는 항상 둘이서 돌아갔다. Aqours 연습 장소는 예의 학교 옥상이다. 한때 누마즈 역에서 가까운 플라자 베르데를 빌려 했던 때도 있었지만, 학교에서 이동 시간이 걸리거나 돈도 들어간다고 하는 이유와, 지역 예선 등이 가깝지 않은 한 옥상에서 연습을 하는 게 일쑤였다.
練習で散々に身体を動かした後とは言え、 やはり冬。 制服に着替えて帰る冬道は当然ながら寒い。 スカートの下に厚手のタイツを履いても寒いものは寒い。 スカートよりも練習着の方が温かいと言えば温かいが、 練習で汗をかいたままの服を着たまま帰るというのはさすがに気が引ける。 そんな訳で、 日も曜と千歌の二人は寒さに震えながらも家路を急ぐのであった。
연습에서 실컷 몸을 움직인 후 라고는 해도 역시 겨울. 교복으로 갈아 입고 돌아가는 겨울 길은 당연히 춥다. 치마 밑에 두꺼운 타이즈를 신었는데도 추운 건 춥다. 치마보다 연습복이 따뜻하다면 따뜻하지만, 연습에서 땀을 흘린 옷을 입은 채로 돌아간다는 것은 역시 마음이 내키지 않는다. 그런 이유로, 오늘도 요우와 치카 두 사람은 추위에 떨면서도 집으로 서두르는 것이었다.
「でも、 なんだか懐かしいなぁ」
「懐かしい?なにが?」
「へへー……なんでもない」
「なにそれ!曜ちゃんってば気になるよお!」
「ふっふっふ、 内緒だも~ん!」
「えぇ~っ!」
「그래도, 왠지 그립네」
「그립다고? 뭐가?」
「헤헤-…… 아무것도 아니야」
「뭐야 그게! 요우쨩이니까 궁금하잖아!」
「훗훗후, 비밀인~걸!」
「에~엣!」
そんな賑やかな帰り道。 曜は、 ふと小さい頃を思い出していた。
그런 떠들썩한 돌아가는 길. 요우는, 문득 어렸을 때를 떠올리고 있었다.
◇
「よーちゃんっ!いっしょにかえろ!」
「ちかちゃんっ!うん!」
「요-쨩! 같이 돌아가자!」
「치카쨩! 응!」
小学生の頃。 この頃も変わらず二人一緒の私と千歌ちゃん。 思えば物心つく前から一緒だった私たちは、「一緒に登下校する」と言うことが特別だとは少しも思っておらず、 むしろ自然なことだとばかり思っていた。 春も夏も、 秋も冬も、 年中一緒だ。 そんな中でも、 冬に一緒に帰る時が私は一番好きだった。 どうしてかと言うと、
초등학생 무렵. 이 무렵에도 변함없이 같이 있는 두 사람 나와 치카쨩. 생각해보면 철이 들 전부터 함께였던 우리는 「함께 등하교 하자」 라고 말한 것이 특별하다고는 조금도 생각하지 않고, 오히려 자연스러운 일이라고만 생각했다. 봄도 여름도, 가을도 겨울도, 연중 언제나 함께다. 그중에서도, 나는 겨울에 함께 돌아갈 때가 제일 좋았다. 어째서냐면,
「よ~お~ちゃんっ!」
「わわっ!ちかちゃん!手を……」
「へへ~!ようちゃんのおてて!ようちゃんっていっつも温かいよねぇ!」
「そうかな~?ふつうだよ?っていうかちかちゃんが冷えてるだけなんじゃない?」
「う~ん、 わかんない」
「わかんないんだ……」
「요~우~쨩!」
「우와앗! 치카쨩! 손을……」
「헤헤~! 요우쨩의 손! 요우쨩의 손은 항상 따뜻하네!」
「그런가~? 보통이라구? 뭐랄까 치카쨩이 식은거 아니야?」
「우~웅, 모르겠어」
「모르겠다니……」
千歌ちゃんは、 冬になるといっつも私にくっついてきてくれた。 手を繋いで一緒に帰るのは当然だったし、 腕にしがみつくようにピタ~っとくっつくのも珍しくのかった。 それは小学生の頃であれば每年繰り返されてきたやり取り。 もぉ、 千歌ちゃんったらしょうがいなぁ、 甘えん坊さんなんだなぁ、 さすが末っ子だなぁかわいいなぁって、 いつも思っていた。
치카쨩은, 겨울이 되면 언제나 나에게 달라붙어 왔다. 손을 잡고 함께 가는 것은 당연했고, 팔에 매달리듯 찰싹 붙어 따르는 것도 드물게 있었다. 그것은 초등학생 무렵에는 매년 반복되어 온 행동. 벌써, 치카쨩은 참 어쩔 수 없구나, 응석꾸러기인 거구나, 역시 막내구나 귀엽다라고 항상 생각하고 있었다.
ーーでもそれは、 小学生の頃だけだった。
ーー하지만 그건 초등학생 때 뿐이었다.
中学生にってから、 そういうやり取りは無くなってしまった。 どうしてだろう。 仲が悪くなった?そんなことはない。 千歌ちゃんの体質が変わった?そんなこともない。
중학생이 되어서는, 그런 행동이 없어졌다. 어째서일까. 사이가 나빠졌다? 그런 것은 아니다. 치카의 체질이 변했다? 그럴 수도 없다.
理由は単純。 私が飛び込みを始めたから。 部活を始めたから。
이유는 간단했다. 내가 다이빙을 시작했으니까. 부 활동을 시작했기 때문이다.
「家の手伝いがあるから(本当はあまり無いけど)」 というよくわからない理由で部活所属を辞退した千歌ちゃんとは、 自然と一緒の通学時間が減っていった。
「집안일을 거들어야 해서 (사실은 별로 없지만)」 이라는 잘 모르는 이유로 부 활동 소속을 탈퇴한 치카쨩은 자연스럽게 통학 시간이 줄어들었다.
朝は早出練習があり、 放課後は居残り練習があり。 少しずつ一緒にいる時間が減っていって、 寂しいと思うと何時に「これが中学生っていうことなのから。千歌ちゃんとなかなか会えないのは寂しいけど……なんだかちょっと大人になった気分」 なんてそんなことを思っていた。
아침에는 일찍 연습이 있고, 방과 후에는 잔류 연습이 많아. 조금씩 함께 있는 시간이 줄어들었고, 외롭다고 생각하던 때 「이것이 중학생이라는걸까. 치카쨩 좀처럼 만날 수 없는 것은 쓸쓸하지만……왠지 좀 어른이 된 기분」 같은 그런 것을 생각했다.
それでも、 お互い 「会える時間が減っちゃったね、 寂しいね」 と言うことは意地でも口にしないようにしていた。 そらはふたりの間での無言の約束のようになっていた。
그래도 서로 「만날 수 있는 시간이 줄어버렸구나. 쓸쓸하네」 라고 말하는 것은 오기로라도 입에 담지 않으려고 했다. 그건 두 사람 사이에서 무언의 약속처럼 되어있었다.
◇
あの頃、 寂しかったんだよね。
그 무렵은, 외로웠네.
へ?何が寂しいかって?私ね、 中学生になってから、 曜ちゃんと会う時間、 一緒にいられる時間ってのが減っちゃったんだよね。
응? 뭐가 외로웠냐구? 나 말이야, 중학생이 되면서, 요우쨩이랑 만나는 시간, 함께하는 시간이랄 게 줄어버렸어.
小学生のころは、 曜ちゃんとおてて繋いで帰ったり、 腕組んだりするのが温かくてすごく好きだった!……でも、 中学生になってから、 曜ちゃんが部活に入って。 朝も放課後もなかなか会えないようになってしまって。 当然ながら私が一人で登下校する日って言うのがすごく増えた。
초등학생 때는, 요우쨩이랑 손잡고 가기도 하고, 팔짱 끼거나 하는 게 따뜻하고 무척이나 좋아했어!……그렇지만, 중학생이 되면서 요우쨩이 부 활동을 들었어. 아침도 방과 후에도 좀처럼 만나지 못하게 되어버렸어. 당연히 나 혼자 등하교하는 날도 무척 늘었어.
私、 すごく距離を感じた。 それと何時に 「私にとっての曜ちゃん」 っていうのを改めて感じるようになった。 だってそれまでは、 そんな距離を少しも感じる暇も無いぐらいに一緒にいたから。
나, 무척이나 거리를 느꼈어. 그리고 어느때인가 「나에게는 요우쨩 뿐」 이라는 것을 새삼 느꼈어. 그도 그럴게 여태까지 그런 거리감을 느낄 틈도 없을 정도로 함께 있었기 때문일까.
曜ちゃん。 渡辺曜ちゃん。 私の幼馴染。 いつも一緒で、 いつも元気で、 いつも笑顔。 かわいいんだー曜ちゃんって。
요우쨩. 와타나베 요우쨩. 내 소꿉친구. 언제나 함께이고, 언제나 건강하고, 언제나 웃는 얼굴. 귀여운 거야 요우쨩.
……でもね。 中学生になってからの曜ちゃんって、すごいんだ。 水泳部の中でもどんどん活躍していって、 どんどんすごい人になって、 後輩からも尊敬されて。 曜ちゃんってばすごい、 本当にすごい。 ……なんだか、 ちょっとだけ距離感を感じてはしまうものの、 それと同時に誇らしくって。 見ているだけで嬉しくなって、 ドキドキしてきて。
……그런데. 중학생이 되고 나서의 요우쨩은 대단했다. 수영부 안에서도 점점 활약해나가고, 점점 대단한 사람이 되어가고, 후배에게 존경을 받고, 요우쨩이니까 대단하다, 정말 대단하다. ……왠지 조금 거리감을 느껴버렸지만, 동시에 자랑스러웠어. 보고 있는 것만으로도 기뻤고, 두근두근 거렸다.
……あれ?なんだろう。 前はこんなことなかったのに……私、 いつから曜ちゃんのかとを考えるだけでこんな、 恥ずかしく、 照れくさく感じるようになっちゃったんだろう?ううん……わかんないや。
……어라? 무엇일까. 전에는 이런 일 없었는데……나, 언제부터인가 요우쨩만 생각만 해도 이런, 부끄럽고, 쑥스럽게 느끼게 되어버린걸까? 우웅……모르겠어.
とりあえず、 前みたいに何も気がねせずに曜ちゃんに甘えてみたいなぁ、 一緒に帰りたいなぁ……曜ちゃんの手、 あったかいんだぁ……!
일단, 예전처럼 아무런 거리낌 없이 요우쨩한테 어리광 부리고 싶어, 같이 돌아갔으면 좋겠다……요우쨩의 손, 따뜻한 거야……!
◇
「と言う訳でね、この衣装はこう……」
「わぁ、 曜ちゃんすごぉい!」
「그런 이유로, 이 옷은 이렇게……」
「우와, 요우쨩 대단해!」
ある日の浦の星の部室。 曜が衣装を作っていると、 ルビィが手伝いたい!と言うので皆でその様子を見守る会になっていた。 ちょうど新しい衣装の仕上げをやっていたようで、 曜はルビィと二人で衣装を手に悪戦苦闘を始める。
어느 날의 우라노호시의 부실. 요우가 의상을 만들고 있는데, 루비도 돕고 싶어! 라고 해서 모두 그 모습을 지켜보는 모임이 되고 있었다. 마침 새 의상의 마무리를 하던 것 같고, 요우와 루비 둘이서 의상을 손에 쥐고 악전고투를 시작한다.
「ピギッ、 曜ちゃんってばホント手先器用だよね……ルビィ、 そそっかしいから憧れちゃう」 ルビィ
「そんなことないって!私は基本大雑把な方だから、 ルビィちゃんの繊細な裁縫手さばきを見ると、 私の方が惚れ惚れしちゃうけどなぁ」 曜
「そ、 そんなぁ!えへへ……」 ルビィ
「曜ちゃん、 部室寒いけどテとか寒くないずら?暖房つけた方が良くない?」 花丸
「あ、 大丈夫だよー!私、 昔っから体温温かいっていうかね、 なんか温かいんだ」 曜
「へぇ!もしかして身体の中で焼き芋でも焼いているずら……?うらやましい!」 花丸
「い、 いや、 さすがに体内焼き芋はないかな」 曜
「ほぉ……ヨハネの知らない結界を持っているとでも言うの?なかなかやるわね」 善子
「まぁ確かに、 子供特有の体温と言うのがあったりはしますわね」 ダイヤ
「なんですって!さては貴女、、成長に応じて体温を変化させることの出来る上級悪魔?もしかしてこのヨハネの同胞かもしれないとでも言うの……?」 善子
「あ、 あはは……」 曜
「フフッ!そう言えばさぁ」 果南
「なぁに?果南ちゃん」 鞠莉?
「小さい頃の曜って、いっつも千歌と二人で手を繋いで帰ってたよね?」 果南
「え~そうなの!かわいいデス!」 鞠莉
「そう言うの、 微笑ましいですわね」 ダイヤ
「アハハっ、 そうだね、 そういうこともあったねぇ!ね、 千歌ちゃん!」 曜
「へッ?!う、 うん……そう、 だね」 千歌
「え~!ずるい!マルも冷え性だから羨ましいずら!身体の中で焼き芋焼きたいずら!」 花丸
「ルビィもルビィも~!」 ルビィ
「ハハッ!よおし皆、 存分に曜ちゃんに甘えると良いよ~!さすがに焼き芋は焼けないけどねっ!」
「やったぁ!」
「……」
「삐깃, 요우 선배는 정말로 손재주가 좋네요……루비는, 덜렁거려서 동경하게 돼요」 루비
「그렇지 않아! 나도 기본만 대략적으로 할 줄 아는 편이라, 루비쨩의 섬세한 바느질 솜씨를 보면, 내가 반해버린다구」 요우
「그, 그럴 수가! 에헤헤……」 루비
「요우 선배, 부실 추워서 손 시리지 않아유? 난방 사용하는 것이 좋지 않아유?」 하나마루
「아, 괜찮아-! 나, 옛날부터 체온이 따뜻하달까, 어쩐지 항상 따뜻한 거야」 요우
「헤에! 혹시 몸 속에서 군고구마를 굽고 있는 거에유……? 부러워유!」 하나마루
「아, 아니, 역시 몸 속에 군고구마는 없지 않을까」 요우
「호오……요하네도 모르는 결계를 가지고 있다 하다니? 좀처럼 꽤 하네」 요시코
「뭐 확실히, 어린이 특유의 체온 같은 것이 있네요」 다이아
「뭐라구요! 그렇다면 그녀는, 성장함에 따라서 체온을 변화시킬 수 있는 상급 악마? 혹시 이 요하네의 동료일지도 모른다는 말……?」 요시코
「아, 아하하……」 요우
「후훗! 그렇게 말하면 말이지~」 카난
「뭔~데? 카난쨩」 마리?
「어릴 때 요우는, 항상 치카와 둘이서 손을 잡고 돌아갔었지?」 카난
「에~그랬어! 귀엽다!」 마리
「그렇게 말하시니, 흐뭇하네요」 다이아
「아하핫, 그렇네, 그런 일도 있었네! 그렇지, 치카쨩!」 요우
「헷?! 으, 응……그랬..었네」 치카
「에~! 치사해유! 마루도 냉증이라 부러워유! 지도 몸에서 군고구마 굽고싶어유!」 하나마루
「루비도 루비도~!」 루비
「하핫! 그렇지 모두, 마음껏 요우쨩에게 응석 부려도 좋아~! 아무래도 군고구마는 없겠지만 부탁해!」 요우?
「해냈다아!」
「……」
盛り上がる曜達と、そして少し離れた所にいる千歌。 二人は実に対照的な表情をしていた。
분위기가 달아오르는 요우 일행과, 그리고 조금 떨어진 곳에 있는 치카. 두사람은 참으로 대조적인 표정을 짓고 있었다.
(曜ちゃん……昔のことはちゃんと覚えてくれているんだね。 今思うとあの頃の私、 ちょっと照れくさい……毎日のように 「よーちゃん手繋ごう」 って……あはは、 思い出すだけでちょっと恥ずかしいかな。 ……曜ちゃんは、 あの頃のこと、 どうおもっているんだろう?……うぅ、 花丸ちゃんとルビィちゃんに甘えられて嬉しそうな曜ちゃんの笑顔がまぶしい……そんな中に混ざりたくってうずうずしている善子ちゃんは相変わらず微笑ましいけど)
(요우쨩……옛날 일은 기억하고 있구나. 지금 생각해보면 그때의 나, 좀 쑥스럽다……매일같이 「요-쨩 손잡자」 라고……아하하, 그냥 기억한 것 만으로도 조금 창피하네. ……요우쨩은, 그때를, 어떻게 생각하고 있을까?……음, 하나마루쨩이랑 루비쨩이 어리광 부려서 뿌듯한 요우쨩의 미소가 눈부시네……그런 중에 같이 하고 싶어서 몸이 근질근질한 요시코쨩은 여전히 흐뭇하지만)
千歌がこんなことを思っているとは露知らず、 曜は皆に囲まれて笑顔で衣装直しを続けるのであった。
치카가 이런 생각을 하고 있다고는 조금도 모르고, 요우는 모두에게 둘러싸여 웃는 얼굴로 의상 수선을 계속하였다.
◇
この日の練習が終わり、 解散する。 曜もいつものように善子とバスに乗り込……と言うところで千歌が 「ちょっと……」 と声をかけてきた。 曜が 「どうしたの?」 と尋ねると、 なんでも一緒に帰りたいと言う。
이날의 연습이 끝나고, 해산한다. 요우도 여느 때처럼 요시코와 버스를 타고……라는 곳에서 치카가 「저기……」 같은 말을 걸어왔다. 요우가 「왜 그래?」 라고 물으니, 같이 돌아가고 싶다고 말한다.
曜と千歌の家の方向は遠く離れているが、 この日は千歌が 「どうしても」 と言うので、 急遽二人で一緒に帰ることになった、 と言うのがこの日の経緯であった。
요우와 치카의 집의 방향은 멀리 떨어져 있지만 이날은 치카가 「그치만」 이라고 말해서, 갑자기 둘이서 함께 돌아가게 되었다, 는 것이 이 날의 경위였다.
「でも、 なんだか懐かしいなぁ」
「懐かしい?なにが?」
「へへー……なんでもない」
「なにそれ!曜ちゃんってば気になるよぉ!」
「ふっふっふ、 内緒だも~ん!」
「えぇ~っ!」
「フフフッ!」
「……」
「千歌……ちゃん?」
「……」
「いやぁ、 久しぶりだよね、 二人で帰るの。 なんていうか、 声かけてくれて、 嬉しかった」
「……」
「……うぅ」
「그래도, 왠지 그립네」
「그립다고? 뭐가?」
「헤헤-…… 아무것도 아니야」
「뭐야 그게! 요우쨩이니까 궁금하잖아!」
「훗훗후, 비밀인~걸!」
「에~엣!」
「후후훗!」
「……」
「치카……쨩?」
「……」
「이야, 오랜만이네, 둘이서 같이 돌아가는거. 뭐랄까, 말을 걸어줘서, 기뻤어.」
「……」
「……으응」
(どうしてだるう。 私、 どうして曜ちゃんと一緒に帰ろうって声かけたんだろう……焦っていたのかな、 昔みたいに曜ちゃんの傍には私でけじゃないし、 単純に曜ちゃんと二人でいる時間って言うのも減ってしまっていたし……もしかしたら、 曜ちゃんと楽しそうにお話している一年生たちを見て、 ちょっとだけ面白くない気分になっちゃっていたのかも。 そ、 それに、 果南ちゃんがあんなことを言うから……でもしょうがないよね、ライバルが増えちゃったからには)
(어떻게 된걸까. 나, 왜 요우쨩이랑 같이 가자고 말을 걸었던 거였지……초조했었던가, 옛날같이 요우쨩의 곁에는 나 뿐만인것도 아니고, 단순히 요우쨩이랑 둘이 있는 시간이라는 것도 줄어들었고……어쩌면, 요우쨩이랑 즐겁게 이야기하고 있는 1학년들을 보고, 잠깐 즐겁지 않은 기분이 되고 있었는지도. 게, 게다가, 카난쨩이 그런 말을 하니까……그래도 별 수 없어, 라이벌이 늘어버렸으니까)
「……ライバルが増えた、 かぁ」
「ライバル?ラブライブの話?」
「あっ、 ごめん、 なんでも……」
「千歌ちゃん?」
「……」
「라이벌이 늘어난건가..」
「라이벌? 러브라이브 말이야?」
「앗, 미안, 아무것도……」
「치카쨩?」
「……」
(うぅっ、 千歌ちゃん、 久しぶりに二人で一緒に帰れるっているのは嬉しいんだけど、 誘ってくれた意図が分からないし、 何より今千歌ちゃんが何を考えているかわからない!反応がまったく読めないし、 会話も読かない!これは想像以上に難しい事態であります……)
(으음, 치카쨩, 오랜만에 둘이서 돌아가고 있는 것은 기쁘지만, 같이 가자고 부른 의도를 모르겠고, 무엇보다 지금 치카쨩이 무엇을 생각하고 있는지 모르겠어! 반응도 전혀 읽을 수 없고, 대화도 잘 안돼! 이건 상상 이상으로 어려운 상황이잖아……)
「ひゃっ!」
「きゃっ!」
「히얏!」
「꺄악!」
その時、 二人に向かって強い風が吹いてきた。 もうすっかり冬のこの時期、 二人とも充分に厚着をしているが、 曜はマフラーをしているが、 千歌はマフラーをしていない。 その分だけ千歌の方が少しだけ寒そうに見えた。
그때, 두 사람을 향해서 강한 바람이 불어왔다. 이제는 완전히 겨울의 시기이기에, 둘 다 충분히 두껍게 껴입고 있었지만, 요우는 머플러를 하고 있지만, 치카는 머플러를 하고 있지 않았다. 그만큼 치카 쪽이 약간 더 추운 듯이 보였다.
(あっ……千歌ちゃんのうなじ……風でチラッと見えた。 寒そうな首筋……赤くなっているのが色っぽく見える……)
(앗……치카쨩의 목덜미……바람 때문에 얼핏 보였다. 추운 듯한 목덜미……붉어지고 있는것이 요염하게 보인다……)
(千歌ちゃんの頬……寒さで真っ赤になって……両手で温めてあげたい……でも、 かわいい)
(치카쨩의 뺨……추위로 빨갛게 돼서……양손으로 데워주고 싶어……그치만, 귀엽네)
(寒さに震える千歌ちゃん、 かわいい……昔はお互いに手を繋いで帰って温め合ってたっけ。 うぅ、 果南ちゃんがあんなこと言うもんだから、 なんだか意識しちゃうよぉ……)
(추위에 떠는 치카쨩, 귀여워……옛날에는 서로 손을 맞잡고 돌아가 서로 따뜻하게 했었지. 우우, 카난쨩이 그런 말을 해서 왠지 의식하게 되버리네……)
曜がそんなことを思っている内に千歌は、 寒くなってきたのか口元で両手を合せて息を吹いては暖を求めていた。そして、千歌はそのままの姿勢のまま、 思い立ったかのように曜に向かって声をかける。
요우가 그런 일을 생각하고 있는 동안에 치카는, 점점 추워지고 있는지 입가에 손을 모아 숨을 불며 따뜻하게 하고 있었다. 그리고, 치카는 그 자세 그대로 가서, 무언가 생각난 듯이 요우에게 말을 건다.
「曜ちゃん……手、 つなぐ?」
「요우쨩……손, 잡을래?」
◇
「ちか……ちゃん」
「치카……쨩」
二人の足が止まった。 お互いの顔が一気に赤みを増す。 いや、 千歌は未だに口元を両手で押さえているので若干顔が隠れている分ずるいかもしれない。 そんな二人に 「早くしろ、早く手を繋げ」 とでも言わんばかりに冬の寒気が吹きすさぶ。 曜も千歌も互い、 心の中ではドキドキと言う鼓動が高鳴りまくっている。
두 사람의 발길이 멈췄다. 서로의 얼굴이 단번에 화악 붉어진다. 아니, 치카는 아직도 입가를 두 손으로 감싸고 있으므로 약간 얼굴이 숨겨져 있는 만큼 치사할지도 모른다. 그런 두 사람에게 「빨리, 어서 손을 잡아」 라는 듯이 겨울의 한기가 몰아친다. 요우도 치카도 서로 마음 속이 두근두근하며 크게 설레이고 있다.
「最近さ、 思っていたんだ」
「え……?」
「小さい頃はさ、 当たり前のように手を繋いで帰っていたよねって」
「うん、 そうだね」
「それがさ、 今ではなんとなく……照れくさいっていうか、 ちょっと恥ずかしかったり、 しない?」
「あっ……わかる。 千歌ちゃんもだったんだ」
「へへっ、 どうしてだろうね」
「うん、 ホントだよね……」
「요즘말이야, 생각했어」
「에……?」
「어릴때는, 당연한듯이 손을 잡고 돌아갔었어」
「응, 그러네」
「그것이, 지금은 어쩐지……쑥스럽다고 할까, 조금 부끄럽다거나, 하지 않아?」
「아……알겠다. 치카쨩 때문이었어」
「헤헷, 왜 그럴까?」
「응, 정말이지……」
二人は照れくさく微笑み合う。 二人とも、 心の奥底ではわかっているのかもしれない。 それがどういうことを意味するのかを。 小さい頃と比べると、 明らかに違う感情が胸の奥にあることを。 しかしながら、 それを言葉にする勇気はなくって。 でも、 また昔のように手を繋ぐことはしたくて。
두 사람은 쑥스러워하며 미소 짓는다. 두 사람, 모두 마음 속 깊이에는 알고 있는지도 모른다. 그것이 무엇을 의미하는지를. 어린 시절과 비교하면 분명히 다른 감정이 가슴 속에 있음을. 하지만 그것을 말 할 용기는 없어서. 하지만 또 옛날처럼 손을 잡는 것은 하고 싶어서.
「わかんないけど、 でも……」
「あっ……」
「모르겠지만, 그래도……」
「앗……」
曜が勇気を出して千歌の手を取り、 そして握る。 千歌の手は小学生の頃と同じように冷え切っていた。 そして、 それを握りしめる曜の手はとても温かかった。
요우가 용기를 내서 치카의 손을 잡고, 그리고 붙든다. 치카의 손은 초등학교 때처럼 차가워져 있었다. 그리고, 그것을 움켜쥔 요우의 손은 무척이나 따뜻했다.
「ねぇ、 曜ちゃん」
「なぁに?千歌ちゃん」
「小さい頃からずっと気になっていたんだけどさ。 曜ちゃんお手って、 どうしてこんなに温かいの?ちょっと温かすぎじゃないの?」
「あはっ!やっぱりそれ、 聞いちゃいますか」
「聞いちゃうよ~!だって小さい頃からの謎なんだもんっ!気になる気になる!」
「そうだね~。 確かなことは私も言えないんだけどさ」
「うんうん」
「それはきっと、 千歌ちゃんと一緒だから、 だと思うよ」
「え~なにそれ!理由なってない!」
「なってるもん!」
「そうなの~?!あははっ!」
「アハハッ!」
「저기, 요우쨩」
「왜에? 치카쨩」
「어렸을 때부터 쭉 궁금했었는데. 요우쨩의 손은, 어째서 이렇게 따뜻한 거야? 좀 너무 따뜻한 거 아니야?」
「아핫! 역시나, 그걸 물어볼 줄 알았어」
「들어보고싶다구~! 그럴게 어렸을 때부터의 수수께끼인걸! 궁금해 궁금해!」
「그렇네~. 확실한 건 나도 말할 수 없는 건데」
「응응」
「그건 분명, 치카쨩이랑 함께이니까, 라고 생각해」
「에~그게 뭐야! 그건 이유가 아니잖아!」
「맞거든!」
「그런가~?! 아하핫!」
「아하핫!」
さっきまでの気まずさが嘘のような明るい会話だ。 そんな会話をしながら二人は、 どちらからともなく手を握り直す。 そう、 それは普通の手繋ぎから、 恋人繋ぎへとちゃっかりシフトしていた。
조금 전까지 서먹서먹했던 게 거짓말 같을 정도로 해맑은 대화이다. 그런 대화를 하면서 두 사람은, 어느샌가 손을 다시 고쳐잡았다. 바로, 그것은 보통의 손 잡기에서, 연인들의 손 잡기로 빠르게 옮겨가고 있었다.
「あっ……」
「……」
「……」
「앗……」
「……」
「……」
二人とも言葉にはしないものの、 確かにそれを感じていて、 意識していて。 今までにない手の感触を通じて気恥ずかしさを感じる度に二人の鼓動が高鳴る。
둘 다 말은 하지 않지만, 확실히 그것을 느끼고, 의식하고 있었다. 지금까지 없었던 손의 감촉을 통해서 부끄러움을 느낄 때마다 두 사람의 마음은 두근거리며 고동치고 있었다.
「曜ちゃん……温かい。 温かいよ」
「千歌ちゃん……」
「私、 曜ちゃんと手を繋ぐの、 好き。 曜ちゃんに甘えてみても、 いい?」
「千歌ちゃん……」
「ねぇ曜ちゃん。 ……私、 もうちょっと曜ちゃんに甘えてみても、 いい?」
「へっ?甘え?……わぁっ!」
「요우쨩……따뜻하다. 따뜻해」
「치카쨩……」
「나, 요우쨩의 손을 잡는거, 좋아해. 요우쨩에게 응석 부려도, 괜찮아?」
「치카쨩……」
「저기 요우쨩. ……나, 조금만 더 요우쨩에게 응석 부려도, 좋아?」
「헷? 응석?……우와앗!」
千歌は、 手を繋いでいない方の手を素早く動かした。
치카는, 손을 잡고 있지않던 손을 빠르게 움직였다.
◇
「へへ~、 温かぁい!」
「ち、 千歌ちゃん……」
「헤헤~, 따뜻해애!」
「치, 치카쨩……」
千歌がなにをしたかというと、 曜が首に巻いているマフラーを一巻き奪い取ると、 しゅるっと自分の首に素早く巻きつけてしまった。 これはよく漫画等で見かける 「二人で一つのマフラーを巻く」 と言うシチュではないか……!
치카가 무엇을 했냐면, 요우의 목에 두르고 있던 머플러를 한 겹 뺏어, 자신의 목에 재빨리 감아버렸다. 이것은 자주 만화 등에서 보이는 「둘이서 하나의 머플러를 하는」 이란 시츄에이션이 아닌가……!
「ごめんね。 私、 曜ちゃんに昔みたいに甘えたくなっちゃって、 それで急に帰り道誘ったりしたんだ」
「えっ……?」
「……今日、 一年生の子達が曜ちゃんに甘えていたりしたでしょう?それを見ていいなぁって、 私も……私も、 小さい頃みたいに曜ちゃんに甘えたいなぁって、 そんな思っちゃったんだ……てへへ」
「んなっ……」
「미안. 나말야, 요우쨩에게 옛날처럼 어리광 부리고 싶어져서, 그래서 갑자기 같이 돌아가자고 한 거야」
「엣……?」
「……오늘 1학년 아이들이 요우쨩에게 어리광을 부렸었잖아? 그것을 보고서 좋겠다라고, 나도……나도, 어린 시절처럼 요우쨩한테 어리광 부리고 싶다고, 그런 생각했어……에헤헤」
「응나앗……」
なんと恥ずかしいことを惜しげもなく言うのだろうか。 てへへ、 とはにかむ千歌の表情があまりにもかわいすぎて、 曜の顔は一気に赤みを増す。
얼마나 부끄러운 짓을 거리낌 없이 말하는 것일까. 에헤헤, 하는 치카의 표정이 너무 너무 귀여워서, 요우의 얼굴은 순식간에 달아올랐다.
「おぉっ!曜ちゃんお手がまた一気温かくなったよ!?」
「そ、 そりゃそうだよ……千歌ちゃんのせいであります」
「えっ、 またそれなの?でもそれ、 理由としてよくわからないんだけど」
「……からだよ」
「えっ?曜ちゃん今なんて?」
「……千歌ちゃんと一緒にいて、 ドキドキしているから、 だから、 熱いんだよ……温かいんだよ」
「ふぇっ……」
「오옷! 요우쨩의 손이 다시 한번 따뜻해졌어!?」
「그, 그건 그렇네……치카쨩 탓이야」
「엣, 또 그거야? 그래도, 그 이유 잘 모르겠단 말이야」
「……있어서야」
「엣? 요우쨩 지금 뭐라고?」
「……치카랑 같이 있고, 두근두근하고 있어서, 그래서, 뜨거운 거야……따뜻한 거야」
「후엣……」
曜は照れくさそうに、 千歌のいない方を向きながらもそう告げた。
요우는 쑥쓰러운듯, 치카가 없는 방향을 보면서 그렇게 말했다.
『千歌ちゃんと一緒だからドキドキしている』
『치카와 함께니까 두근두근 하고있어』
さすがに鈍い千歌でもそんなセリフを聞けば、 それがどういう意味を持っているのかはピンとくる。 曜の方も、 手を繋ぎ、 マフラーを巻き、 そして甘えたくなっちゃって……そんな連続コンボを喰らってしまっては、 これぐらいの反撃を言いたくなるというものだ。
아무리 둔한 치카라도 그런 대사를 들어버리면, 그것이 어떤 의미를 가지고 있는지는 핑! 하고 감이 잡힌다. 요우와, 손을 잡고, 머플러를 같이 두르고, 그리고 어리광 부리고 싶어져서……라는 연속 콤보를 지속적으로 먹어버리면, 이 정도의 반격을 말하고 싶어진다는 것이다.
……しかし問題は、 二人とも照れてしまって何も話せなくなってしまったということ。
……그러나 문제는, 두 사람 다 쑥스러워져서 아무것도 말할 수 없게 되고 말았다는 것.
「……」
「……」
「(どうしよう、 恥ずかしくって何も話せないよ……)」
「(うぅ、 さすがにちょっと大胆すぎたかな……恥ずかしい……!)」
「あ、 あはは、 温かいね!」
「そ、 そうだね!あはは!」
「……」
「……」
「……」
「……」
「(어쩌지, 창피해서 아무것도 말할 수 없어……)」
「(우우, 역시 너무 대담했나……창피해애……!)」
「아, 아하하, 따뜻하네!」
「그, 그러네! 아하하!」
「……」
「……」
照れる二人と流れる沈黙。 家までの距離はまだまだ長い。 それでも、 手を離そうとはしない二人。 かくして二人は、 久しぶりの二人だけの帰り道を、 何とも言えない沈黙に包まれたまま続けた。 それでも、 二人の両手はずっと繋がれ続けたままなのであった。
쑥스러운 두 사람과 흐르는 침묵. 집까지의 거리는 아직도 멀다. 그래도, 손을 떼지 않는 두 사람. 이리하여 두 사람은, 모처럼 둘만의 돌아가는 길을, 뭐라 말할 수 없는 침묵에 휩싸인 채 계속했다. 그래도, 두 사람의 손은 계속 붙잡고 있는 것이었다.
おわり。
끝.